09.遅いバレンタインをする

もうとっくにおわってます、バレンタイン。

それでも、やらねばなりません。彼女として、彼氏に何もあげないままでいるわけにはまいりません。

お互い金もないんだから、ということで、チョコなどのお菓子以上のプレゼントは差し控えております。

では、その分チョコには趣向を凝らさなくてはなりません。毎年作っていたのですが、去年はゴディバのチョコを買いました、食べてみたいという希望で。デパ地下戦争にまじって、並んで‥‥もうこりました。もういやだ。（ぎりぎりに買いに行くからだよ）

今年はお互い例年になく仕事が大忙しで、作る暇はおろか会う時間さえとれませんでした。だから、今年も何かおいしいチョコを買ってあげるとしようか、と思って、なかたに亭（大阪のおいしいケーキやさん）かアンリシャルパンティエか‥‥といろいろ周りの女の子に探り入れつつ候補あげてたんですが、なんと買いに行く暇さえ見つけられず、バレンタインデーが過ぎ、チョコが店先から消えてしまいました。。。

というわけで、遅ればせ覚悟で、今年もまた、作ることにしました。今年は、ガトーショコラの「クラシックショコラ」というケーキを。しっとりしておいしいケーキなんですよvv‥‥うまくできればね。（笑）

普段、わたしはめっったにお菓子作りません。良くて年2回です。お菓子作り、苦手なんですよ！！ごはんは作るの得意なんですよ。おかし作り好きな人とごはん作るの好きな人って、別れても当然だと思いませんか？男性にはわかりづらいかとは思いますが、全っ然、違うんですよ〜〜！！

わたしのように、おおざっぱで、感覚を頼りに料理する人間にお菓子作りは向きません。目分量ががほとんどなごはん作りにくらべて、お菓子は、ぴったりきっちり分量を量り、ぴったりきっちりした手順で進めなくてはいけません。ここが、違うところだと思います。

なのに、レシピ通りぴったりきっちりやっても仕上がりは毎回違う‥‥。ここが、お菓子の謎な所です。

わたしにとってもっと謎なのは、お菓子作りの基礎中の基礎、「さっくり混ぜる」です。これがもう、「さっくりとよく混ぜ合わせます」とか書かれていると、「えーいどっちやねん！」とプチパニックに陥ります。（※おおげさ）
「さっくり混ぜる」は、ねりねり混ぜるな、という意味なわけです。
奥が深い‥‥。

そして、チョコが関わるとなると避けて通れないのが「テンパリング」。チョコを溶かすだけだというのに、温度を測りつつ湯煎からおろしたり湯煎の湯を温め直したり、一定の温度に保ったり‥‥「テンパリング」の可不可がケーキの仕上がりに大きく関わってくるらしいです。

‥‥と、ケーキ講座をしてもしかたがないので‥‥まぁ、こんなふうに、お菓子作りはいろいろ特殊で大変なわけなのです。彼氏にも、そこんとこよく、判って頂きたい。（笑）

というわけで、今日は朝からせっせとケーキ作っておりました。しかもこのお菓子、味をなじませてしっとりさせるために、あと2，3日は寝かさないとだめなんです。だから、あげられるのは、結局‥‥最速で水曜か木曜ですか。お、遅いっ‥‥

わたしにチョコくれた会社のひとにもあげようと思ってレシピの3倍量作ったら、15cm丸3個分もできてしまいました。来社された取り引き先の担当さんなんかにあげたりしたら、驚かれますかねぇ‥‥？